テニスをする方であれば、全員が知っているとは思いますが、プロの選手にラファエル・ナダルという選手が
います。
ラファエル・ナダル選手は2009年のUS(全米)オープンではサーブの最高速度が198キロでした。
しかし、2010年には、217キロというスピードまで上げることが出来たのです。
どうして約20キロというスピードまで上げることが出来たのか?
それは、グリップの握り方を変えたからです。
もしかしたら、『ラファエル・ナダル選手はプロだから出来たのだ!』と思う方もいるかもしれませんが、198キロ
のスピードから20キロも上げるなんて、そう簡単に出来ることではありません。
そのポイントとなったのがグリップであるのですから、あなたも自分に合った最適なグリップを選べているのか?
を見直して損はないはずです。というよりも、見直すべきポイントとして重要な部分ある!!と言って間違い
ありません。
しかし・・・
あなたはテニススクールのコーチやサークルの仲間からテニスを教わった際、グリップに関して詳しく教えて
もらった経験がありますか?
詳しく教えてもらった経験という言葉だけでは、抽象的すぎてイメージが出来ないかもしれませんので、どういう
状態が詳しく教わっていることになるのかということを一応説明しておきます。
『サーブを打つ際、あなたが現在握っているグリップを選んだ理由を教わっているのか?』ということです。
おそらく今まで教えてもらったことがないはずです。
もしも、『私はきちんと教わったことがある。』という方であっても、大抵はコーチが『厚いグリップ(ウエスタン
グリップやフォアハンドイースタングリップ)ではスピンサーブを打つことが出来ないから。』と言っていたから
という理由くらいしか言えないはずです。
つまり、『サーブの基本がコンチネンタルグリップだから、そのように握るのは当たり前のことだ!』と
言われたから握っているに過ぎないのです。
とは言うものの、テニスを教えるコーチからそのように言われたら、『あっ、そうなんだ。』と言って、そのグリップ
で握ってしまうのも無理はありません。そこで、果たしてそのグリップがあなたにあった最適なグリップなのか?
を今1度考えてみてください。
実は、自分に合っているグリップを見つけられている人は非常に少ないのです。
その理由は、3つあります。
・自分の感覚的に握りやすいグリップでプレーしてしまいやすい
・最適なグリップの基準が自分だけでは判断できない
・テニスコーチ自身も“何を基準にして、お客様のグリップを選んであげたら
いいのかが全くわからない
自分の感覚では自分に合ったグリップを見つけられなかったにせよ、どうしてプロであるテニスコーチがそれを
選ぶことが出来ないのかというと・・・
大手のテニススクールにも個人経営のテニススクールにも、グリップについての
指導方法が詳しくまとめられていないからです。
私自身が様々なテニススクールでコーチをしてきた経験からわかることなのですが、それをまとめられている
ところは残念ながら、1つもありませんでした。
そのため、今のコーチは“テニスにおいての基本とされているグリップ”を指導します。それ自体は、テニスの
基本を指導していることになるので、悪いとは思いません。しかし、コーチの多くは、何故そのグリップをお客様
(あなた)に選んだのかが言えない状態のまま伝えられているなのです。
つまり、『テニスにおいてのグリップというのは、基本がコレだから!!』という理由だけで、『そのグリップで
やってくれ!!』というコーチがとても多いのです。
こんな経験はありませんか?
『どうしてサーブをラケット面を真っすぐに向けた状態(羽子板で打つような形で)ラケットを握って
打ってはいけないのだろう?このほうが簡単なのに・・・。』
私自身、テニスを本格的に始めたのが大学生からでした。
ジュニア時代からプレーしていれば、サーブ時のグリップは自然とコンチネンタルグリップで打てていたのかも
しれません。
ですが、そうでない私は、サーブが全く安定しませんでした。その原因は、トスが思ったところに上がらなかった
ということもあるのですが、コンチネンタルグリップでのラケット面の作り方が難しかったことが原因の1つだと
私は思っています。
それにより、『スポーツには自信があったけど、テニスって物凄く難しい。』と強く感じたのを今でもハッキリ
と覚えています。
あまりにも打ちづらかったので、その時のコーチに『羽子板のようにサーブを打ったほうが、簡単にスピードも
出せるし、ボールも安定もすると思うんですが、駄目ですか?』と質問までしました。
すると、コーチから『サーブはコンチネンタルグリップが基本だよ。このグリップでないと、スピンサーブを
打とうと思った時に打てなくなるよ。』と言われたのです。
そのように言われたら、打ちづらいグリップであっても練習していかなければいけないと思い、コツコツ努力
していきました。
のです。
このことを知った当初は、物凄い衝撃を受けました。
いつ知ったのかですが、日本のトッププロコーチである丸山 薫氏に教わるようになってからです。
プライベートレッスンで教わっているうちに、コンチネンタルグリップ(現在はフォアハンドイースタン
グリップより)でなくとも、スピンサーブを簡単に打てるという事実がわかったのです。
そのおかげで、私に合ったベストグリップはコンチネンタルグリップではないことに
気付けたのです。
今まで“コンチネンタルグリップで打たなくては、絶対に良いサーブを打てない!!”という自分の中で作られた
小さな枠から一気に抜け出すことが出来ました。
よく考えてみると、プロですら様々なグリップでサーブを打っているのだから、“必ずしもコンチネンタルグリップ
でなければ駄目だ!!”なんて発想を考えること自体が、おかしなことだったのだと思います。
それから、私のレッスンでは、どのグリップがどういう人に合うのか?に関しての仮説と検証を何度も何度も
繰り返してきました。
今まで実際のレッスンでお客様100人以上を見てきて、個人個人のベストグリップを見つけるお手伝いをして
きました。
その結果、自分に合ったグリップを選ぶことが出来ると、他にアドバイスを全くしない状態であったとしても
あなたの運動メカニズムが、グリップを変える前よりも自然と正しい状態になることがわかりました。
どうして、自分に合ったグリップを選ぶだけで、これだけのものを1度に手に入れることが出来るのでしょう?
それは、テニスにおいて最も重要なのは、グリップと言っても過言ではないからです。
よく考えてみてください。
バックハンドストロークを打ちにいく際、始めにすることは何ですか?
バックハンドストロークのグリップに持ち変えること(グリップチェンジ)をするはずです。1グリップのみで
ラケットを持っている方は、グリップチェンジをしないかもしれませんが、大抵の方はグリップチェンジをするはず
です。
つまり、
ボールを打ちやすくするためには、どのようにラケットを握るのか?が、各ショットを打つために重要
なのです。
もしも、グリップを上にしてラケットヘッドを下にした(逆さ)状態でラケットを持ったとしたら、上手く打てそうな
気がしますか?
おそらくしないでしょう。これは極端すぎる例ではありますが、これに近いこと(ボールを飛ばす力がないのに、
フルウエスタングリップで無理やりスピンをかけている状況 etc...)があなたの周りで頻繁に起きているのです。
それをあなたに合ったグリップにすることで、本来の持っている能力が目覚めます。
あなたの貴重な時間とお金が、全て無駄になってしまうのです。
もう少し具体的に言うならば、テニスラケットに関しては、1本を購入したと考えると、30000~40000円くらい
かかります。30000~40000円ということは、通常のテニススクールの受講費で考えると、3~4ヶ月分です。
それが無駄になると考えると、手痛い出費だと思いませんか?
ラケット1本でこの費用です。それが2本となってしまったら、手痛いどころでは済まないと思います。
次に自分に合っていないプレースタイルでテニスをしていった場合に関してですが、自分の持っている長所を
使わず、日々の努力だけでプレーしていっただけで、上のレベルに通用すると思いますか?
ただ、現状が楽しいから、そのままで良いというのであれば、それでも構いません。しかし、ある程度のレベル
まで達すると頭打ちとなり、そのレベルの壁を越えることが全く出来なくなります。
その期間が長くなると、『自分のテニスは、もう限界かも・・・。』と思うようになってしまいます。出来ることなら、
限界を感じずに日々進化し続けてプレーしていきたいですよね!?
それには、自分に合ったグリップが必要不可欠なのです。
それを簡単に見つけることの出来るグリップドックの詳細は、>>>こちらへ・・・
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